【Interactive Brokers】Trader Workstationで基軸通貨に両替する方法
Interactive Brokersの口座を持っている方向けです。
IB証券で自分の決めた基軸通貨以外で決済した場合に、その通貨でのShort Positionを持つことになります。
今回は、そのポジションを基軸通貨に簡単に両替する方法を紹介したいと思います。
基軸通貨とは?
口座開設時に基軸通貨を決めておくと思います。
簡単にいうと、基軸通貨とはメインに使う通貨のことです。
私は、アメリカドル(USD)を基軸通貨にしています。メインは米国株なので、USD管理が一番わかりやすいからです。
ご自分のお好きな通貨を設定しておけばOKと思います。
人によって、シンガポールドル(SGD)、ユーロ(EUR)、香港ドル(HKD)、オーストラリアドル(AUD)など使いやすい通貨が違うと思いますので。
基軸通貨
私の場合、基軸通貨をUSDにしているため、USD以外で決済した際に、その決済通貨でのショートポジションをとることになります。
例えば、香港株を取引した場合を考えてみましょう。香港株は、香港ドル(HKD)で決済が行われます。
口座内にアメリカドル(USD)が10,000ドルあるとします。
その状態で、香港株Aを買ったとします(HKD 10で、400株買ったと仮定)。
決済は香港ドルで行われるため、
HKD 10 × 400株 = HKD 4,000
が決済されます。
なので、Interactive Brokers内の通貨欄には、
USD | 10,000 |
HKD | – 4,000 |
(※手数料は考えないことにします)
となります。
1 USD = 7.75 HKD
であり、
– 4,000 HKD = 516 USD
です。
上の表の通貨を、基軸通貨であるUSDに戻す作業を行うと、
USD | 10,000 – 516
= 9,484 USD |
となります。
簡単にもどす方法をお伝えします。
基軸通貨に戻す方法
まず、Trader Workstationを開きます。
「Account」の中の、「Account Window」をクリック。
いずれかの通貨の上で(例えば、HKDとかAUDとか)、右クリックをすると、以下の画面が出てきます。
そこで、全ての通貨を基軸通貨に戻す場合は、「Close All Non-Base Currency Balance」をクリックします。
選んだ通貨のみ基軸通貨に戻す場合は、「Close Currency Balance」をクリックします。
本当にいいか?的なメッセージが出てきます。
「OK」「Yes」と、クリックしていくと、全ての通貨が基軸通貨に両替されます。
簡単ですね☆
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