Scrip Dividend(株式配当・スクリップ配当)とは?(HSBC香港での設定方法も一緒に)
数少ない企業ではありますが、Scrip Dividend(株式配当)を行っています。複利運用をする投資家には最高の制度だと思っているので、紹介します。
Scrip Dividend 株式配当とは?
Scrip Dividend (株式配当、証券配当、スクリップ配当)を知らない方もいると思います。一般的に配当は現金で支払われます。
この「Scrip Dividend(株式配当)」とは、
配当を現金でなく、“株式”で受け取るものです。
ここで付与される株式は、新規に会社が発行する株式です
だいたいは、現金で受け取るか、Scripにするか選ぶことが出来るので、配当を受け取る側もどのように受け取るかという作業が必要となります。
多くの場合は株式購入手数料がかからずに株式を手に入れることが出来る、素晴らしい制度です☆
DRIPとScrip Dividendの違い
DRIP | 配当金分だけ、マーケットから株式を購入して付与される |
Scrip Dividend | 新規発行の株式を付与される |
少し意味合いがちがうんですね。
Scrip配当を取り入れている企業
私が知っている銘柄は、以下の通りです。
- HSBC (0005:HK, LON:HSBA, HSB:FP, HSBC)
- MTR (0066:HK)
- BP (BP, LON:BP, BPE5:GR)
- E-ON (E.ON SE, EOAN:GR, EONGY)
- SSE (LON:SSE)
- Royal Dutch Shell(RDS.A, RDS.B) (2017年4QからScrip Dividend中止)
他にあったらぜひとも教えてください。結構Scrip Dividendは好きなんです(笑)
Scrip配当の筆頭銘柄であったRDSがScripを2017年4Qから中止と発表しています。
HSBC香港でのやり方
私は、HSBC香港の口座で香港株への投資をしています。
その中で、HSBC(0005.hk)とMTR(0066.hk)はScrip配当を行っています。今回はHSBC株の設定をしたのでやり方を書いておきます。
HSBC香港だとeStatementやeAdviceが作成されると、登録しているメールアドレスに連絡がきます。
HSBCのサイトからログインします。
「View eStatements/eAdvice」をクリックします。
上記のように、「Reply」が表示されているので、それをクリックします。
わたしは、HSBC香港(0005.hk)を毎月積み立てていますので、このような端数になっています。私が持っている株数(889株)を入力します。
今回わたしはすべてをScripでもらう設定にしたので上記のように入力しています。しかし、500株分の配当はUSD、残りの489株分はScripでといった設定も可能です。
下の段の「Settelment Account」は入金先の口座です。たとえ、Scripで全て受取る設定をしていたとしても、株数は整数なのであまりの金額が発生します。
たとえば、1,000HKD分の配当がもらえるとして、株価が80HKDとします。そのうち、960HKD分(80HKD×12株)はScrip配当でもらえますが、端数の40HKDは現金として支払われます。
そのあまりの金額が入金される口座を選択します。
あとは、電話番号を入力します。日本の国番号(81)を付けて入力します。海外口座を持っている人はご存知と思いますが、例えば「03-1234-5678」だと、「+81-3-1234-5678」となります。
ここでは記号はすべて取り除かなければなりませんので、「81312345678」と入力します。
これで確認してよければ「Confirm」を押します。訂正する場合は「Modify」を押して入力し直します。
これで終了。
今回は2018年4月6日に支払われるみたいです。楽しみです☆
※HSBC操作画面の画像はすべてHSBC香港のホームページより
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