【2017年9月】シティバンク(Citibank N.A.)アメリカでの口座開設 備忘録
2017年の夏にロサンゼルスに行ってきました。JAL JGC修行のために行ったのですが、実はCitibankに口座開設が出来るのではないかと、下心を持って書類とともに行ってきました(笑)
アメリカにおける銀行口座開設
基本的に、SSN(Social Security Number;社会保障番号)がない人は口座開設は難しいです。
留学や就労ビザなどを持っている人がやっと開設できます。
しかし、ちらほらと非居住者の旅行者が口座開設をした話しを聞いていましたので、チャレンジの気持ちでやってみようと思ったのです。
なぜCitibankなのか
それは、Citibankが世界中に銀行を展開しているからです。
シンガポールなどの証券口座(Phillip Securities/Futures)もCitibankへの振り込みで入金が可能なところが多く、一度、全てCitibank USに送金してから資金を分散させる方が手数料が安いのではないかと考えました。
CItibankでは、「Citi Global Transfer」という海外送金機能があり、これを見る限り無料でCitibank シンガポールにも送金できるはずです。
Interactive BrokersもCitibankが入金口座だし、ACHを設定すればFirstradeにも無料で送金できます。
あれば確実に便利ですので、必要書類と思われるものを揃えておいたのです。
リトルトーキョー支店に突撃
こちらのブログを参考にさせていただきました☆
本当はラスベガスに行ってみればいいのでしょうが、2017年はお金を使いすぎたのでロサンゼルスの中だけで済ませることに。その中でも日本人にやさしそうな?リトルトーキョー支店に突撃です。
こんな感じの少し寂れたところです。ATMが前にあるのでわかりやすいです。
中に入って銀行員の女性に話しかけます。ここに住んでいないけど、海外送金のハブにしたいから口座開設を行いたいと。
熱い思いを伝えたのですが奥のメンズ(おそらく支店長かなにか)はずっと首を横に振っていて、完全シャットアウトでした。
あえなく撃沈。
なぜかHSBC USAに突っ込む
歩いていると、HSBC USAが見えたのでしれーっと入ってみました。Advanceの口座が作れるのではないかと。
受付の安心感のあるLadyに伝えます。
「HSBC香港にAdvance口座を持っていて、アメリカにもInteractive BrokersとかFirstradeの口座を持っているから、資金移動にHSBC USAの口座が欲しいんです。何とかなりませんか。」
安心感のあるLadyは、わかったといって奥のBankerに伝えてくれました。少し順番を待って、いざBankerのところに。
Bankerはものすごい笑顔と握手で出迎えてくれました。
結局は、SSN持っている状態でないと、Advance以下の口座開設は不可能といわれました。しかし、他国でPremier口座を持っていれば出来るとのこと。
HSBC香港にAdvance口座を持っていると伝えると、
「私が今から香港に電話して、PremierにUpgrade出来るか聞いてみてあげるよ!」
とまで言ってくれました。さすがにそこまでの資金がないので断りましたが、本当に私のことを考えてくれているということが良く伝わりました。
あぁ、HSBC USA最高。
と思える体験でした☆
LA Mainに突撃
リトルトーキョー支店でダメならば絶対に無理と思っていたので、Citibank USの口座開設は完全にあきらめていました。
しかし、ロサンゼルスを歩いているとやけに大きくてきれいなCitibankが目に入りました。3回ぐらい前を通り過ぎて悩みましたが、ものは試し。とりあえず突撃することにしました。
きれいな看板の奥に巨大なビルがあり、その横に窓口の施設があります。
よく見てみると、「LA Main」って (笑)
受付の女子に前回と同様に熱く語りかけました。
「口座開設をしたいです。」
そうすると、Bankerが昼休憩でいないからちょっと待ってくれと言われ、横のイスで1時間ぐらい待ちました。
すると、感じのいい男子がやってきて、
「Bankerは会議が入ってまだこれそうにない。終わったら電話するよ」
と言われたので、名刺をもらって、電話番号を渡しました。
ご飯を食べて2時間ぐらい待ったが全く電話なし。もらった名刺の番号にかけてみるも応答すらなし。。。
仕方なくまた店舗に突っ込むw
そうすると受付の女子が「あっちよ~」とBankerを指でさして教えてくれました。そして、かっこいいイケメンBankerのところに行き、更なる情熱をもってBankerに語りかけてみました。
私は日本に住んでいて仕事も日本でしている。SSN(Social Security Number)も持っていない。だが、アメリカ、香港やシンガポールに証券口座を持っているので資金の移動が便利なCitibankに口座開設を行いたい。ACHも使いたい、資金のハブとして使いたいんだ。もし可能ならば開いてほしい。
なんと、OK。。。
え?いいの?という感じでした。
それから必要書類と思われるものを出して、住所などの個人情報を登録してもらいます。
持参した書類
- バンクリファレンス(新生銀行)
- SMBC信託銀行PrestiaのMonthly Report(英語表記)
- パスポート
- 国際免許証、日本の免許証
- 名刺(英語表記あり)
- マイナンバー
- 現金300ドル程度
口座開設成功
申込書類やW8-BENを記入して、あとはほぼBankerがパソコンに打ち込んでくれました。
開設作業には1時間30分ぐらいかかりました。
後日、日本の住所にATMカードが送られてくるから、ネットバンキングで登録してくれ。そうしたら海外送金もできるから、と言われてホテルに向かいました。
マイナンバーは触れられもせず。バンクリファレンスも、プレスティアのMonthly Reportも必要なし。パスポートと国際免許証、日本の免許証があれば大丈夫でした。
W8-BENループ
しかし、これには続きがあります。
その後、1ヶ月ぐらいしてやっとChecking Book(小切手帳)が届きました。間違った郵便番号とともに。
それをCitibank customer centerに電話したら、LA main支店に直接言わないとダメだと言われました。LA mainに夜中2時(日本時間)とかに電話するも絶対に繋がらず、他の店舗に回されてしまいます。何度やっても同じ。
腹が立ってATMカードが届くのをずっと待っていました。すると、W8-BENに不備があるからもう一度提出しろという書類が送られてきました。TIN(Tax Identifying Number)を記入しろと。
これは、開設時にイケメンBankerに聞いていらないと言われたから書かなかったものでした。
仕方なく屈辱のマイナンバー通知を行い待っていましたが1ヶ月半待っても何も音沙汰なし。
仕方なく電話してみると、一度Citibank窓口にくるか、手紙でcontactをとってほしいと。メールや電話ではダメだと言われました。
12月の初めに手紙を出して、
・まだ、ATMカードが届いていない
・W8-BENも提出している
・住所はこれだと正しいものを書き
・何かあれば対応するから早めに連絡をくれ
と伝えています。その後10日程度たつと、僕が手紙を書く前に作られたW8-BENの再提出を求める手紙がきました。それにも手紙をつけて返送しています。
現在2018年2月。いまだに音沙汰なし。
ATMカードが届かなければOnline Bankingにログインできません。どんどん口座維持費のみ取られて、毎月残高の減っているStatementだけが郵便で届きます。
口座開設するんじゃなかったかな。。。
ということで、非居住者にはあまりお勧めしません(笑)
W8-BENループその後
※2018年5月追伸 ATMカード届きました
やっとのことでATMカードが届きました!!
とおもったら、ATMカードとは別便で来るはずのPINが届きませんでした。
※2018年6月追伸 PINが届きました
再度、アナログなお手紙を出して、やっと届きました。
ATMカードとPINがとどいてやっとネットバンキングが使えるようになりました。
やれやれ。。。
どうですかコレ?
私がただの旅行者だったから、何でも後回しにされるのは少し理解できるけど、どれだけ電話かけたり、手紙書いたりしたんだ…
ということで、オススメしません(笑)
もちろん、TransferWiseでCitibank USに格安で送金して、Interactive BrokersとFirstradeにACHで無料で資金移動できるから今はいいけど。。。
労力を考えると…
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