フィリピン株式の取引手数料比較 -COL Financial・Monex BOOM・Phillip Securities・アイザワ証券ー
フィリピン株に興味はありますか?
人口がどんどん減っていく日本と違って、まだまだ人口の増える見通しのフィリピン。
国としての成長を期待せずにはいられません。
そんな国の成長の恩恵にあずかるには、株式の購入が一番ですね!!
私はこれをこの本で知って、フィリピンについて調べました。是非読んでみてください。
今回は、日本の居住者がフィリピン株を購入する方法をまとめてみました。
他国で上場しているETFや、投資信託は除外しています。あくまでフィリピン個別株にアクセスする場合です。
フィリピン株を購入するには
現地の証券会社に口座を持っていれば購入できます。
日本の居住者である私が持っているのは、COL Financial。
フィリピンに在住の方だと、BDOノムラセキュリティーズなどに口座を持てると思います。
あとは、日本の証券会社でアイザワ証券というのがあります。世界の株式に対応しているので、日本の証券会社で投資を行いたい方はぜひともチェックしてみてください。
その他、香港のMonex BOOM Securitiesや、シンガポールのPhillip Securitiesでもフィリピン株は購入できます。
こちらは少し手数料が高くなりますが、1つの口座で様々な国の株式にアクセスできる素晴らしい証券会社なので、チェックしてみてください。
COL、BOOM、Phillip、アイザワ証券 フィリピン株式手数料比較
COL Financial
手数料 | 内訳 | 対象 |
取引手数料 Commission | オンライン取引:0.25% (最低20 PHP)Broker Assisted:5% |
取引金額合計額 |
Value Added Tax(VAT) | 12% | 取引手数料 |
PSE Transaction Fee | 0.005% | 取引合計金額 |
Securities Clearing Corporation of The Philippines Fee(SCCP) | 0.01% | 取引合計金額 |
売却時に係る追加手数料 | ||
売却税 Sales Tax | 株数 × 値段 × 0.006 |
※PSE:Philippine Stock Exchange フィリピン証券取引所
結局、株式購入時にトータルでどのくらいの手数料がかかるかというと、
0.25% + (0.25% × 12/100) + 0.005% +0.01% = 0.295%
(※ただし、8,000PHP以上の株式を購入する場合。)
Monex BOOM securities (ブーム証券)
手数料 | 内訳 | 対象 | 決済通貨 |
取引手数料 Commission | オンライン取引:0.50% (最低1,500 PHP) |
取引金額合計額 | USD |
Value Added Tax(VAT) | 12% | 取引手数料 | |
Securities Clearing Corporation of The Philippines Fee(SCCP) | 0.01% | 取引合計金額 | |
Remittance Charge | 1,000PHP | ||
Registration Fee | 1,000PHP | ||
売却時に係る追加手数料 | 決済通貨 | ||
売却税 Sales Tax | 0.60% | USD |
USDでの決済となり、やはり手数料は高いです。
Remittance ChargeとRegistration Feeがそれぞれ1,000PHPずつします。
つまり、最低でも3,500PHP以上はかかるということです。
Monex BOOM Securitiesの利点は、1つのプラットフォーム・口座で、オンライン取引が可能な点です。
Phillip Securities(フィリップ証券)
手数料 | 内訳 | 対象 | 決済通貨 |
取引手数料 Commission | Broker Assisted:0.50% (最低1,800 PHP) |
取引金額合計額 | SGD |
Value Added Tax(VAT) | 12% (取引金額合計に対しては0.03%。) |
取引手数料 | |
Securities Clearing Corporation of The Philippines Fee(SCCP) | 0.01% | 取引合計金額 | |
BSRD(Bangko Sentral Registration Document) Fee | 1,000PHP | ||
売却時に係る追加手数料 | 決済通貨 | ||
売却税 Sales Tax | 0.60% | SGD |
SGDでの決済となり、やはり手数料は高いです。
最低でも2,800PHP以上はかかるということです。
Phillip Securitiesの利点は、1つのプラットフォーム・口座で取引が可能な点です。
デメリットとして、オンライン取引が出来ないことと、1ヶ月のうちに2回以上の取引または四半期ごとに6回以上の取引がないと1銘柄あたりSGD 2.14/monthの維持費がかかることです。
どう考えるかですが、正直相当Activeに大きな金額で運用しない限り、手数料負けしてしまいます。
どうしても一つの口座で管理したい場合はよいでしょう。
アイザワ証券
アイザワ証券は、3種類の口座があり、それぞれ「取引手数料」が違います。
ここでは、インターネットで注文することを前提として手数料を記しますので、アイザワプラスとブルートレードの場合を書きます。
手数料 | 内訳 | 対象 | 決済通貨 |
取引手数料 |
アイザワプラス
50万円以下:2,397円 |
取引金額合計額 | JPY |
ブルートレード
50万円以下:799円 |
取引金額合計額 | ||
現地委託手数料 | 0.25%
(最低200PHP) |
現地約定代金 | |
Securities Clearing Corporation of The Philippines Fee(SCCP) | 0.01% | 取引合計金額 | |
売却時に係る追加手数料 | 決済通貨 | ||
売却税 Sales Tax | 0.60% | JPY |
為替スプレッド:7銭
50万円までならば最低800円ちょっと、50万円以上ならば1700円程度。
比較的安くできるのではないでしょうか?
アイザワ証券のメリットは何といっても国内証券会社ということ。問題が起こっても日本語で問い合わせが可能です。
デメリットは、対象銘柄が限られていること。約75種類と厳選された銘柄となっています。
ホームページには「現状取扱いのない銘柄でも、ご連絡を頂ければお取扱いを検討させていただきます(REIT等を除く)。担当部店 またはコールセンター までお気軽にご相談ください。」と書いてあります。どの程度まで対応してくれるのでしょうか。
まとめ
手数料は、現地の証券会社がやすい。鉄則です。
フィリピン株に投資するならば、一番のお勧めはCOL Financial!!
COL Financialへの入金も送金手数料500円で簡単に送金できます。ほぼ日本の証券会社と同じような感覚で口座への入金ができるので、素晴らしいですね☆
ただ、出金はフィリピン国内の銀行口座が必要となります。こちらも日本でPNB(Philippine National Bank)の口座開設が可能です。
アイザワ証券も考慮すべき選択枝ですね!!銘柄は限られていますが、有名どころは網羅されています。
日本から比較的安い料金で投資が可能で、一番気軽に投資をすることが出来ます。
日本・フィリピン外の口座だと、どちらかと言えばMonex BOOM Securitiesでしょうか。Phillip証券は取引を頻回にしなければ手数料がどんどんかかります。
1つのアカウントで管理できるメリットは大きいです。
普段からPhillip証券を使っていて、運用金額が大きく、取引頻度も多い場合はPhillip証券でよいと思います。
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