【米国株】DRIP(株式再投資制度;Dividend Re-Investment Plan)について
「DRIP」という言葉を、米国投資をしている方であれば聞いたことがあるかもしれません。
米国株投資を行ううえで、配当再投資戦略の方には最高の制度ですので、知らない方は是非読んでみてください☆
DRIP(株式再投資制度;Dividend Re-Investment Plan)
「Dividend Re-Investment Plan」の頭文字をとったものです。
これは配当金として受け取ったものを、自動的に株式買付してくれる制度です。
もちろん、配当額に対して税金は引かれたあとに株式として付与されます。
税金を引かれたあとの額に対しては、日本で申告・納税する義務が生じます。
DRIPには、企業に直接申し込むものと、証券会社が提供しているDRIPがあります。
FirstradeのものやInteractive Brokersのものは、証券会社が提供しているものです。我々が使うのは、基本こちらだと思います。
今回のDRIPについてはアメリカでのことを述べています。
他国にも同様の制度がある場合があります。マレーシアとか。
すべては知りませんので、ここでは米国株に限ったことを書いています。
DRIPとScrip Dividendの違い
DRIP | 配当金分だけ、マーケットから株式を購入して付与される |
Scrip Dividend | 新規発行の株式を付与される |
少し意味合いがちがうんですね。
メリット・デメリット
メリット
- 売買手数料無料のことがほとんど
- 自動的に株を購入⇒自動的に複利運用される
- 株価に届かない配当金であっても、購入できる(「100.3株」みたいに出来る)
- 自動的にドルコスト平均法
- DRIPを利用すると株価がディスカウントされることがある(割り引かれる企業がある)
「自動的に複利運用できる」ということがすべてだと思います。
デメリット
- 自分で買う時期を選べない(それを言ったらドルコスト平均法にはならない)
- 企業のDRIPと証券会社のDRIPがあり、いずれの場合も細かい制度が違う
- 確定申告をしなければならない(それは米国証券会社を使えばほぼ全員)
2番目の「証券会社ごとに細かい制度が違う」というところですが、例えばInteractive Brokersでは、すべての株でDRIPを使うか、すべての株でDRIPを使わないという2択です。
Firstradeでは、“銘柄ごと”にDRIPの有無を設定可能です。
DRIPに関してはFirstradeに軍配が上がります。
米国株でDRIPをおこなうならば
以前までは、日本の証券会社は対応していませんでした。
しかし、サクソバンク証券が米国株を扱うに伴い、DRIPにも対応してきました!
もちろんデメリットもありますが、日本国内の証券会社で取引したい方にも選択肢が与えられたことは、特記すべきことですね☆
もちろんアメリカ証券会社であれば、DRIPを利用して自動的に複利運用していくことが可能です。
私が持っているのは、Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ;IB証券)、Firstrade(ファーストレード)です。
「Sogo Trade」で開設されている方もいるようです。
Sogo Tradeも手数料は最低で2.88 USD/contract(150株以上の場合)で、高くはないです。オプションも可能です。
やはり、ちょっとでも英語が読める方には、取引手数料無料のFirstradeが一番お勧めです☆
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