Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ、IB証券) 口座開設 備忘録
海外投資への第一歩、外国証券会社への口座開設を行いました。
Interactive Brokers
という、1977年創業のアメリカの証券会社です。
※私が口座開設を行ったのは2016年8月です。
IB証券は結構歴史がある証券会社です。
Nasdaqに上場しており、格安の手数料、1つの口座で世界の主要マーケットへのアクセス、株式やFX・先物・オプション・CFD等に到るまで様々な取引を行うことができる証券会社です。
この度、改訂版を出しましたので是非参考にしてください。
ブログに改訂しました☆口座開設時に必要な情報を追加しました!!
Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ) 口座開設 備忘録 – 投資家医師 TOM のブログ https://t.co/OfW69t1WdY— 投資家医師TOM (@Big_Fat_Money) 2018年9月8日
Interactive Brokers インタラクティブ・ブローカーズに口座開設を行う理由
Interactive Brokersホームページより
米国株投資において国内証券会社だと、マネックス証券、SBI証券、楽天証券が手数料で肩を並べています。
扱う銘柄数、注文方法がマネックス証券が優れていますが、外貨両替する際にはFXの利用ができるSBI証券・楽天証券の方が有利ですので、悩ましい状態となりました。
日本の証券会社だけで本当に投資がしやすくなりました。特定口座にも対応していますしね☆
しかし、海外に口座をもつメリットもたくさんあるので、そのメリットが国外証券会社というデメリットを上回るようであれば、現地口座で投資を行った方がよいです。
私の投資方針として、外国株式は積立・長期保有がメインの目的であり、今後株数が増えて来たらオプション取引も考慮しています。さらには、海外留学も視野にいれています。
1年以上海外生活を送るとなると、国内証券会社はほとんどの場合は口座解約か凍結しなければなりません。
従って、
・海外滞在中に取引ができない
・売らなければならないなら、積み立てが意味なくなる
という理由で、長期の投資においては国内証券会社は候補から外れてしまいました。
そこで、米国株投資のできる、FirstradeとInteractive Brokersを迷っておりましたが、素人ながら考えまして、Interactive Brokersに口座開設を行うことしました。
後日、Firstradeを作りましたが(笑)
それではChairmanからのあいさつをどうぞ。
お疲れ様でした。
メリット
- 取引手数料が安い(1取引1ドル程度)
- オプションなど、取引の幅がかなり広い
- 世界中のマーケットに投資ができる。
- 円で送金ができ、為替手数料も安い。
- 借入金利が安いので、安く約2倍のレバレッジをかけれる。
- 日本語でサポートが受けられる。
- 出金手数料が月1回無料。
があります。正直、日本以外はInteractive Brokersさえあれば世界の主要マーケットにアクセスできます☆
北米 | ヨーロッパ | アジア・太平洋 |
アメリカ カナダ メキシコ |
オーストリア ベルギー ハンガリー スウェーデン イタリア スイス フランス オランダ イギリス ノルウェー ドイツ ポーランド スペイン チェコ共和国 ポルトガル フィンランド |
日本 シンガポール 香港 オーストラリア インド 韓国 |
どう見ても25か国に見えるが。。。。。。。。。。
※日本居住者の場合は、IBSJ口座を開設しないと日本株へ投資できません。日本の非居住者で海外に移れば、IBLLC口座で日本株の投資が可能です。
※インドの個別株(NSE上場銘柄)はインド居住者のみ投資可能。
※シンガポール株はシンガポール在住であれば取引不可。
デメリット
- 口座維持手数料が最低10ドル/monthかかる。(取引手数料分は相殺してもらえるので、月に10回までは取引手数料は実質かからない)
- 海外送金しなければならない。
というデメリットがあります。
最低でも年間120ドルはかかってしまう。。。
2つ程度のETF積み立てだけならば、Firstradeの方が有利と思います。
しかし、複数のETF積み立てを積み立て、さらに個別株の投資も行うと思えばそのくらいの手数料はあっという間に超えてしまうので、結局Interactive Brokersに決めました。
海外送金の問題も、米国の銀行(Unionbankなど)とTransferWiseがあればほぼ解決されます。
初回入金で$10,000以上で、日本円にして100万円以上飛んでしまいますが、海外投資を実践していきたいと思います。
口座開設
国内口座(IBSJ)と海外口座(IBLLC)
Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ)には、まず大きく2種類の口座があります。
- 国内商品取引口座(IBSJ)
- 海外商品取引口座(IBLLC)
このうち国内口座というのは日本の株式を購入できる口座ですが、一般口座のみであり、株主優待も届かないので、日本に住んでいる限り使用するメリットはありません。
私もIBLLC口座しか持っていません。
IBLLC口座では日本の株式を購入することはできません。
※ただし日本居住者の場合のみ。日本国外居住になればIBLLCで日本株の取り引きが出来ます。
ということで、海外商品取引口座(IBLLC)を開きましょう。
口座開設
ホームページの右上にある「口座開設」または「Open Account」より進んでください。
「Individual Investor or Trader(個人投資家およりトレーダー)」をクリックして、口座開設に進みます。
口座解説の手順は結構面倒でたくさん入力したり選ぶ画面があります。
スクリーンショットをとり忘れたので載せれません、すいません(笑)
口座タイプ
途中で、口座タイプを選ぶことがあると思いますが、3タイプから選ぶことになります。
口座タイプ | 取扱い商品 | 資産の目安 |
Cash Account
キャッシュ口座 |
現物取引のみ
(先物・オプションは不可) |
20,000USD以上 |
RegT Margin Account
RegTマージン口座 |
現物取引、信用取引
先物・オプション・CFDなど |
20,000~40,000USD以上 |
Portfolio Margin Account
ポートフォリオ・マージン口座 |
RegTマージン口座のレバレッジをさらにかけることが出来る口座 | 100,000USD以上(必須) |
基本的には皆さんRegT Margin Accountにされると思います。すべての商品にアクセス出来て、レバレッジ取引も可能です。
Cash Accountを選ぶのならば、国内証券口座かFirstradeで取引を行いましょう。Interactive Brokersに口座を持つ意義の半分もありません。
Market Data Subscriptions マーケットデータ購読
Interactive Brokersのデメリットとして、マーケット情報(リアルタイム株価表示など)が取引所毎に手数料がかかるということがあります。
ただ、デイトレとかしない限り30分程度遅れたマーケットデータでも取引は可能です。
私はほかのアプリでリアルタイム株価をみて取引をしています。全く問題ありません。
購読するマーケットデータを口座開設時に選ばなければいけません。
まずは、
「手数料無料(Free Waived)」
だけを選んでおけばいいでしょう。あとからいくらでも追加できますから。
※Waiver:条件付き手数料無料です。
詳しくは、こちらの記事を参照してください。
まとめ
海外口座を持つのであれば、どこの国に住んでいてもInteractive Brokersはオススメできます。
レバレッジを1.5倍程度かけてのREIT運用なども魅力的だと思います。
デメリットは口座維持費ぐらいですが、10万USD以下であれば年間最低120USDは必ずかかるものの、約120回の取引手数料はそこから引かれます。
1ヶ月に6銘柄をドルコスト平均法で積み立てる場合、
6 × 12 = 約72USD
の手数料がかかります。その際、維持費は、
120 – 約72 = 約48USD
となります。トータルで見ると120USDで変わらないということですね☆
これがそこまでのデメリットに感じるかどうかは人によると思います。
海外送金のデメリットは、米国の銀行(Unionbankなど)とTransferWiseがあれば解決できます。
もしも香港などに移住したとしても、IB証券であれば国内送金で入金が可能です。(日本と違いますね。金融鎖国万歳。)
海外に赴任した時、移住した時を考えてもInteractive Brokersという選択肢は本当に魅力的です。
私のメイン口座です☆
レバレッジ取引なんてしない、アメリカ以外興味ないゼという方もいるかもしれません。
米国株の現物±オプション取引 で勝負するならば、Firstradeに優位性があります。
断然手数料が安くなってしまいました。
こちらもメリットを最大化する条件は、米国の銀行口座とTransferWiseです。
米国の銀行口座はCitibank USはお勧めしませんが、MUFGグループのUnin Bankがイイと思います。IB証券とACH送金を設定している方も多いみたいですよ。
ディスカッション
コメント一覧
いつも参考にさせてもらってます。
インタラクディブブローカーズのIBLLC口座の運用を考えてますが、
現在は日本在住なので、後々タイへの移住を考えております。
そのさいIBLLC口座のDRIP機能を使用した場合、米国で10%の源泉引かれた後の金額で再投資になると思いますが、再投資された金額は移住先で確定申告する事になるのでしょうか?